よいドクターの見つけ方

前回、「よいドクター」について書きました。

それでは、どうすればよいドクターに巡り合えるのでしょうか。

私見ですが、飲食店と違って口コミはあまりあてにならないと思います。

前回も書いたようにドクターとの相性が重要なのですが、

これはケースバイケースです。

投稿者の感じた相性が、そのまま自分に当てはまるとは限りません。

また、メンタルクリニックの患者さんは心が疲弊しきっていることが多いので、

投稿される口コミにも何らかのバイアスがかかっている可能性もあります。

以上のことから、口コミは妄信せずに自分の感覚を大切にするとよいでしょう。

それでは、どのようにして自分に合うドクターを見つけるのか?

実際にドクターに会う前に判断するのは難しいことですが、

一つの参考として、クリニックの雰囲気が挙げられます。

よいドクターのいるクリニックは、

待合室や電話応対の雰囲気も明るくて話しやすいことが多いです。

気になるクリニックがあれば、事前に電話で問い合わせておくのもいいでしょう。

最近は患者数の増加で初診予約が取りづらくなっているので、

あらかじめ初診の予約状況を知っておくこともできます。

そして、もう一つ大事なことは、できるだけ近所の通いやすいクリニックが望ましいということです。

うつ病になると心身のエネルギーが枯渇して外出も困難になります。

いくらよいクリニックが見つかっても、

通院に何時間もかかるようでは通い続けることが極めて難しくなります。

先ほども述べたように、最近はメンタルクリニックの初診予約が取りづらくなっています。

数か月待ちということも珍しくありません。

うつ病になってしまって疲れ切っているときにそのような状況に直面すると

ますます絶望してしまうこともあり得ます。

いざという時のために、近所のクリニックをいくつかピックアップしておくと、

少しは受診しやすくなるのではないかと思います。

自分には関係ないと思わず、転ばぬ先の杖と思って準備しておくことをお勧めします。

うつ病になってしまわないのがベストですが、

万一の時は、皆さんがよいクリニック、よいドクターに巡り合えるよう願ってやみません。

今回はこの辺にいたします。

ご意見、ご質問をお待ちしております。

よいドクターとは?

今回から、「実際にうつ病になってからのこと」というテーマで書いてみたいと思います。

実際にうつ病になるということはどういうことでしょうか。

一定の症状があればそう言えるでしょうが、
社会的に認定されるには、本人が医療機関に行って、
そこで医師から「うつ病である」と診断を下されることが必要でしょう。

つまり、クリニックに行って初めて「正式に」うつ病と認められると言えます。
その意味で、うつ病のスタートは医療機関の受診であるとも言えるのです。

そこで大切になってくるのは、よいドクターとの出会いです。
他の病気でもそうですが、心の病の場合は特に重要です。

では、どのようなドクターが「よいドクター」なのでしょうか。
ここでは下記の三点をあげたいと思います。

・自分と相性がいい

うつ病の治療には薬物療法だけでなく、心理療法というものがあります。
これは医師と患者とが会話をすることで治療を進めていくというものです。
カウンセリングとも共通します。
このように治療の過程で会話が重要になるので、
会話の相性というものがとても大切です。
話をするのも嫌な相手と診察のたびに向かい合っているのでは、
治療どころではありませんよね。

・話をよく聴いてくれる

上記の通り、治療には医師と患者との対話が重要です。
そのため、患者の話をよく聴いてくれることが望ましいです。
しっかりと時間を取って、患者の話に耳を傾けてくれるドクターに出会えれば
治療も進みやすいと思われます。
しかし、最近はどこのメンタルクリニックも患者の増加で忙しく、
ゆっくり話を聴くことが難しくなってきていますが…

・薬を出しすぎない

うつ病の治療にはお薬も用いられます。
他の病気と同様に、薬には多少なりとも副作用もありますので、
少ない薬剤で治療を進めてくれるドクターが望ましいでしょう。
また、精神科のお薬は回復が進んで減薬や断薬をする際も
慎重に進める必要があります。
その点からもシンプルな処方をしてくれることが望ましいです。

ちなみに私の経験では、
あまり話を聴いてくれないドクターほど、薬を多く出すように感じられました。
これらの条件を満たしてくれるのが、私が経験した中での「良いドクター」です。

最終的には相性のことなので一概には言えませんが、
万一、皆さんがうつ病になってしまったら、
皆さんにとって最良のドクターに巡り合えるよう願ってやみません。

今回はこの辺にいたします。
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うつ病は他人事ではない

前回、「働く人にとってうつ病は決して他人事ではない」ということを書きました。

今回は、その点をもう少し具体的に数字をあげてご紹介したいと思います。

厚労省の調査によると、

2020年にうつ病などで医療機関を受診した人数は約119万人だそうです。

大まかに言って、国民約100人に一人ということです。

受診していない患者さんもいるでしょうから、実際にはもっと多いと言えます。

また、生涯有病率という指標もありますが、

それによると約15人に一人が、一生のうちに一度はうつ病にかかると言われているそうです。

このことからも、うつ病は決して珍しい病気ではなく、

いつ自分がかかっても不思議ではないということが言えるでしょう。

そして、より深刻な自殺については、

ここ数年は一時期の3万人台を下回って2万人台で推移していますが、

その過半数がうつ病などの精神疾患によるものだと言われています。

仮に半分だとしても年間1万人以上が命を落としているのです。

これは、交通事故の死者数(2021年度は約2,600人)をはるかに上回っています。

また、30代以下の死因第一位が自殺であるというデータもあります。

(ちなみに40代以上は悪性新生物(いわゆるガン)だそうです)

このように、精神疾患による自殺は

働き盛りの人たちや若者たちの命を年間万単位で奪っているのです。

交通事故については職場や学校での教育が奏功して死者数は年々減少していますが、

自殺者については、上述の通り、残念ながらいまだにその何倍もの水準で高止まりしているのです。

社会に大きな影響を及ぼしているリスクとして、一刻も早く改善することが望まれます。

そのためにも、職場や学校で、交通安全教育と同様以上に、

自殺対策やストレスチェックなどのメンタルヘルス対策に注力されることが必要だと考えます。

近い将来、交通事故と同様に社会での啓発が進んで、

うつ病の患者数や自殺者数が大きく減少することを願ってやみません。

今回はこの辺にいたします。

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