久しぶりの更新となりました。
今回は、「うつ病で太る?」ということについてご紹介します。
以前にも書いたことがありますが、うつ病の症状には「体重の著増減」があります。
一般的にイメージされるのは食欲減退による体重減少だと思いますが、
逆に体重が増加するケースもあるのです。
その内容について以下の通りご紹介していきます。
まずは抗うつ剤の影響です。
抗うつ剤を服用すると、うつ病で減退した食欲を補うべく食欲が増進されることがあります。
その結果、食事の量が増えて体重が増加することがあるようです。
また、抗うつ剤によって代謝が低下するということもあるようです。
うつ病で生じる不安感や焦燥感を改善するため、
副交感神経優位になるよう脳内の伝達物質に働きかけますが、
その結果として身体の代謝が下がることがあるようです。
そのため、太りやすく痩せにくい体質になってしまうことがあるようです。
そして、うつ病による活動意欲低下のために
運動量が減少するということも原因として挙げられます。
うつ病では心身のエネルギーが枯渇してまともに動けなくなってしまいます。
その結果、運動量が著しく減少し、それが太ることにつながるというものです。
このように、うつ病には体重減少ではなく体重増加という側面もあることを
ご理解いただければ幸いです。
現に、私自身も半年足らずで15kgの体重増加に苛まれ、現在も減量に苦しんでいます。
「うつ病なら痩せるはずだ」「太るのはうつ病ではなく甘えだ」などという
心無い言葉がなくなればと思ってやみません。
この文章が、困っておられる方のお役に立てば幸いです。
ご意見、ご感想などお待ちしております。