今回は私がカウンセラーになった経緯についてお話しします。
私が心理職を志したきっかけは、
サラリーマン時代に心身の調子を崩した経験にあります。
数年前、転勤を機に職場環境が激変し、
上司のモラハラや過労に苛まれてうつ病を発症して、
7か月の休職を余儀なくされました。
その時の主治医が自分に合っており、
通常の治療だけではなく、
おすすめの本を教えてもらったりしていました。
その中で河合隼雄先生の本に出会い、
心理学やカウンセリングに興味を抱くことになったのです。
これがそもそもの始まりでした。
その後復職し、しばらくは順調だったのですが、
また新たな上司にキツく当たられたり、
会社から理不尽な処遇を受けたりしてうつ病が再発し、
今度は1年間の休職となってしまいました。
そんな時に、
主治医の勧めで本格的なカウンセリングを受けたのです。
それまで本で読んではいましたが、
実際に体験するのは初めてでした。
最初は、理不尽な処遇に対する憤りを鎮めるために、
ひたすら心にたまった鬱憤をぶちまけていました。
いわゆる「ガス抜き」ができればと思っていたのです。
カウンセラーの先生は、
私の愚痴を辛抱強く聴き続けてくれていました。
そのうち、私の心情に変化が現れました。
当初の憤りや怒りがいつのまにかおさまって、
「これから自分はどうすべきか」ということに
考えが及ぶようになったのです。
それはやがて、
「いつの日か心理職になり、自分と同じように苦しんでいる人の役に立ちたい」という考えに至りました。
そして、この感覚を一人でも多くの人に実感してほしいと思うようになったのです。
そのために手始めとして
心理相談員の資格を取得しました。
さらに、環境を変えることも必要だと思い、
最終的に会社を辞めるという決断にもつながったのです。
その後、カウンセリングをしっかり学びたいと思って
産業カウンセラー資格を取得し、現在に至っています。
上述の通り、
「自分と同じように苦しんでいる人の役に立ちたい」というのが
カウンセラーとしての私の根本になっています。
興味をお持ち下さる方が
お一人でもいらっしゃれば嬉しいです。
長文にお付き合いくださり、
ありがとうございました。
もし、私が皆さまのお役に立てることがあれば
何よりの喜びです。
お仕事に関するお悩みをお持ちの方は、
どのようなことでも結構ですので、
お声をかけていただければと思います。